•  建設コンサルタントは、国土・地域・都市整備事業の立案から構想・計画段階では検討業務、さらには、地盤・地質調査、設計業務、施工管理、維持管理業務に至るまで社会資本整備全般に携わります。
     社会資本を整備する上で本質的な課題は何かを見極め、法令遵守かつ中立・公正な第三者視点で各工程においての最適解を導き出します。
     そして携わるインフラ整備が、経済合理性があり、持続的に発展していくことができるのか、地域住民や環境への影響、工法、工事に掛かる期間やコストなど多角的に調査を行い、お客様にご提案いたします。
     建設コンサルタントが舵取り役となり発注者、建設会社が三位一体となり地域発展に貢献いたします。


  • 3次元の寸法測定

    地上レーザースキャナを用いることにより、立体画像で表現することが可能となります。さらに三次元座標を展開し周囲の既存図面やデータと整合させることによって、現況図と現場との比較も容易となります。

  • 弊社が使用するGLS2000は最大500m(実用距離100m)の測定距離があり比較的広範囲での測量が可能となります。従来のTS(トータルステーション)を用いた測量に比べ、人が入りにくい急峻地や比較的広範囲のデータ取得がわずかな時間でできるようになります。

  •  測量業界その他様々な業界で活躍しているUAV、その飛行性能は日々進歩しており利用目的に応じた機体を選ぶ事が出来るようになってきています。正和設計では、その数ある機体の中からマトリス210・インスパイア2を導入しています。カメラは2400万画層 Zenmuse X7 ズームカメラZ30を採用高解像度のデータから解析を行っています。
     TSでは膨大なコストがかかる所をUAVに切りかえることによって容易に詳細な情報を取得することが可能です。撮影画像の解析を行い3Dモデル化及びコンター図を作成します。対地高度を保つために、平地では一定高度での撮影を、また傾斜地では高度を変えての撮影を行っています。

    オルソトレース

    写真地図から数値地形図作成が可能です。単写真を合成してできたオルソ写真に三次元座標を持たせ、CADソフトで背景図として取り込み、トレースすることによって三次元CADデータの作成が可能です。

  • 広範囲で山間部を含む測量業務の場合、地上レーザーの使用が困難な個所はUAVレーザーを併用することで、グランドデータからコンター作成まで短時間で行うことが可能となります。さらに詳細データが必要な場合は地上レーザーをピンポイントで使うことによって、より細かなデータを取得することが出来ます。


 すべての建設事業は、その場所の地盤の調査からスタートしています。基本的な業務は、地質調査(現地調査、ボーリング調査、探査等)と室内試験(土質、岩石試験)を行いデータを収集し、解析することにより、プランづくりや設計に生かされます。また、我が国は、地震や台風、集中豪雨など厳しい自然環境のもと、軟弱な地盤や地すべりなどが生じやすい危険箇所が数多くあり、災害の起こりやすい国土と言えます。
 地質調査部署では、地質、土質、地下水などの地下の不可視部分について、地質学、地球物理学、土質工学などの知識や理論をベースに各種調査技術を用いて、その「形」、「質」、「量」を明らかにして報告資料の作成、災害危険度などの評価を行っています。

  • 地質調査の中で最も地盤状況を把握できる調査です。ボーリング調査で得られる地盤情報は、地盤の構造、強度、地下水位など様々なものがあります。これらの地盤情報は、建物や道路及び橋などを設計するうえで、非常に重要な情報となります。

ボーリングで掘削した孔を利用して地盤の強度を調べる試験です。

地盤の変形係数、地盤反力係数、降伏圧力、極限圧力、静止土圧などの力学特性を求めます。

ボーリング孔や井戸等を利用して、地盤の透水性を調べます。

地盤の強さ(支持力度の強さ)を調べる簡易調査法の一つです。


  •  道路・橋梁・上下水道等施設単体の設計はもちろん、まちづくり事業や環境対策等と連携しトータルでまちづくりを提案しています。近年多発する大規模災害に対し、安全安心のためのハザードマップ作成、橋梁・トンネルの耐震補強設計、地すべり・斜面崩壊に係る解析業務等さまざまな防災対策に積極的に取り組んでいます。また施設の長寿命化など膨大な公共ストックのアセットマネジメントにも豊富な経験を活かしています。このように私たちの生活に密接した問題解決が設計部門の得意分野です。

3次元モデル設計(CIM)への取り組み

 測量部署ではいち早くドローンや地上型レーザースキャナーによる3次元測量等の新技術を導入し、作業の効率化を図り「生産性向上」を実現しています。
 設計部署においては、国土交通省が進める「i-Construction」の推進により、今後増えると予想される「3Dモデル作成を含む設計業務」に備え、平成30年12月から「3D設計推進委員会」を立ち上げ、3D設計について、情報取集、基礎知識の習得から始め、現在ではAutodesk civil-3D(土木設計機能を備えた3D CAD)により実用化に向けた仮想の道路設計を行っているところです。このプロジェクトは令和3年3月でひと通りのプロセスを経て、今年度から実業務に投入する予定です。
 「働き方改革」とともに「生産性向上」が求められているなか、仕事の効率化への取組みを加速させ、今後は河川・砂防、橋梁、民間業務等に利用できるよう発展させていきます。


 道路・橋梁・トンネル・河川施設などの多くは高度成長期の1960年~1970年代に建設された物が多く、既に50年が経過しています。老朽化した建築物は、ひび割れやコンクリート塊の落下、鋼製部材の腐食や破断により、我々の生活のライフラインを寸断する大きな災害を招くことになります。 調査点検分野では、これらの構造物の劣化状態を定期的に点検・診断・評価する事で安全・安心を担う業務を行っています。


  •  建物や施設をつくることは、自然と人の間にある環境をつくることだと考えています。
     人と人を取り巻く自然、人と人との関係について、これからの時代では、わたしたちの生活の中で世代を超えて交流を組み立てていくことができる社会、持続的に発展していくことができる社会の構築が望まれています。わたしたちは生活環境、自然環境などを総合的に捉え、地域社会と生活基盤を支えることができるようなご提案を行なっています。

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